ソケット
スナップオンのミリサイズヘックスの弱さはあまりに有名で、「対象を傷つける前に工具が降伏する」などと言い訳にしか聞こえない理由付けまでする始末。
スナップオンがズラりと並ぶツールストレージに、ヘックスだけはハゼットという光景は珍しくない。
バンセールにおいても、儲けにならない先端交換作業が頻繁についてまわるものだから積極的に奨めていないというのが現状だろう。
さて、国産に超がつくほど優秀なヘックスレンチが存在するのをご存知か?
大阪生野区に本社を置く「株式会社 エイト」のヘックスレンチがそれである。
http://www.eight-tool.co.jp/
六角なのになぜエイトなのか?等、詳しくはHPに譲る。
聞くところによるとエイトは、KTCなど有名国産工具メーカーにもヘックスレンチの供給をしているらしく、
知らないうちにエイトのヘックスを使っていることが珍しくない。
ところが私自身、KTCのヘックスソケットにはよい印象はなく、要求コストとの関係でスペックダウンしている可能性が高い。
肝心の使用感であるが、「硬い」の一言に尽きる。
しなりのほとんど感じられない剛性感は特筆モノ。
ハゼットには無いクロームメッキは手入れが容易で、今のところ剥がれる気配はなく、一本一本丁寧に施された刻印にも製品に対するメーカーの真摯な姿勢が感じとれる。
ヘックスレンチについてはミトロイ然り、純国産品も捨てたものではないのだ。
気分を高めるため(?)に懇意のバンセラーにお願いし、スナップオンソケットにエイトのビットを挿入していただいた。
嵌め合いが違うため組み換えには相当な苦労があったとのこと。
この場であらためて感謝の意を表したい。
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スナップオンのダブルスイブルスパークプラグソケットS9721A
ソケットサイズは5/8"(16mm)。
特にアプローチが困難なV8やV6エンジンのスパークプラグ交換に用いるものである。
ラバーインサートタイプで碍子を痛めるリスクも少なく重宝する。
酸化皮膜仕上げの同レンチは、エアラチェット程度のパワーツールであれば使用可能とのことであるが、スパークプラグなどデリケートな対象には時間の許す限り手工具で丁寧に作業したい。
奥まった場所にスパークプラグが位置しているものだから当然エクステンションを装着するが、ラバーの喰い付きは強いため、ロックタイプのエクステンションを用いるのが正当だろう。
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スナップオン(Snap-on)のスパークプラグソケット(写真右はネプロス製マグネットインサート方式)。
スパークプラグの保持はテーパーになった六角部で行い、保持力は必要十分。
ところで、スパークプラグ締結時に碍子を折ることがあるのをご存知だろうか?
作業性の悪いV型エンジンなど、プラグに対してソケットが垂直に挿入されているか確認しづらいときに起こるトラブルであるが、プラグソケット内壁にマグネットなどのインサートを施したタイプのソケットではその頻度は高く、やむなく使用するにはよほどの注意が必要である。
その点スナップオンの方式になると、ソケット内部の空間に余裕があり、多少の作業者のミスをカバーしてくれる。
作業の曖昧さをカバーする工具がいかに重要か。
整備士が作業精度の向上を目指すこと以上に工具選びが重要であると感じる典型的な例といえよう。
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コーケン(Ko-ken)のペンタローブビットソケットを入手した。
「あなたの車、放っておくと大変なことになりますよ!」と整備業界に警鐘を鳴らすまさみさんの記事や、興味深い故障事例と丁寧な解説でおなじみ、駆け込み寺の住職の記事で教えていただいた工具である。
輸入車では出現の頻度が高いと聞くペンタローブ。
国産車では生産上の都合というより、封印色が濃く、触れてはならない部分(例えばISCVの固定ボルトなど)で使用されている(写真はGD1フィットのISCV)。
詳細は両先生方の記事に譲るとして、とりあえず必要と思われるサイズとして15PRと20PR、双方1/4dr.をチョイスした。
適時サイズを追加しようと思う。
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六角の一対面2箇所に仕込まれたフリクションボールにより、装着したナット及びボルトを保持するもの。
特にこういったギミックに頼らなくても、込み入った場所へのナットやボルトの挿入などそう頻繁にあるものではないから、マスキングテープその他を巻きつけてその場をしのぐという方法で構わないという考えであった。
実はこの10mmのソケット、スズキ エブリィのオイル交換専用として購入した。
ある年代のスズキ K6A アルミオイルパン車に短いドレンボルトが用いられているのは周知のことと思う。
当然オーバートルク耐性が低く、間違ったトルクで締め付けてあるものを次に緩めるときに完全にネジをいためてしまうのが常で、煮え湯を飲まされた経験のある読者諸兄も多いのではないか。
リスク回避の手段として、オイルレベルゲージチューブからの吸引によるオイル交換があるが、エブリィのK6Aエンジンのレベルゲージチューブは中間部に「潰れ」があり、そのままでは吸引ホースを挿入できない。
そこで、ナット一つで止めてあるレベルゲージチューブを取り外すのだが、手の届きにくい奥まった場所であるため、このナットグリップソケットが活躍するという次第である。
一般的な修理工場であれば、スズキのエブリィという車種は無視できないほど多く、また入庫頻度も高いので、その都度マスキングテープというのでは効率が悪いのだ。
しかし、このナットグリップソケット、各サイズ、シリーズも多く存在するなかなかのアイデア商品なのだが、これを揃えていこうという気には到底なれないのである。
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KTCのハンドツール用ディープソケット50mm 12ポイント。
ネプロスのディープソケット17mmは大きさ比較のためである。
このサイズ、ピタリとフィットするハブキャップが意外にも多く、大変重宝している。
初入庫車にありがちな、中心付近を凸凹にされ、再使用に再使用を重ねたハブキャップ。
どこで見られても恥ずかしくない仕事を心がけたいものだ。
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リアデフのドレイン、フィラーは共に凹17mmスケア。
ところが、フロントはどういうわけかT70トルクス。
数年前、高年式のレガシィ12ヶ月定期点検の際にデフオイルの交換作業を依頼され、突如として現れた馬鹿でかいトルクスに度肝を抜かれた。
その当時、スナップオン(Snap-on)のカタログ700ではT60までしかラインナップされておらず、バンセラーから渡されたものはハゼットのそれであった。
国産工具メーカーではハスコーが辛うじて扱っていたが、急を要したためスナップオン扱いのハゼットを購入。
たった一本のドライバーに1諭吉と少し。
よい工具なのは理解できても、頻度の高くない作業に痛い出費であった。
どうしてもトルクスでなくてはいけない理由でもあるのか?とメーカーの設計者を問いただしたい。
楽天市場のT70トルクスソケット
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海を隔てた大陸からの汚染空気が原因と見る向きもあるようだが、自国の排出ガスの増加には触れようともしないマスコミには恐れ入る。
数十年前に頻発していた同公害は、原因物質の排出規制を盛り込まない意味不明な規制で一旦は終息したかに見えたが、ここにきて、著しい自動車の増加が一台あたりの排出規制の効果をすっかり無くしてしまったようだ。
理想的な代替エネルギーとされる水素を燃料とした自動車の開発が遅々として進まないのは、水素エンジンが主流になると困る一部の圧力が作用しているから???
いずれにしても、一人一人の意識が高まってくれればと願うばかりである。
さて、
写真は、フランチャイズの工具店ストレートで購入したタップホルダーソケット。
大きなタップを装着できないのが惜しいが、KOTOの同種工具との価格差が大きく、つい購入してしまったものである。
自動車整備で修正タップを立てる場合、従来のハンドルでは困難であることがほとんどで、こういった補助工具によって容易にアプローチできる。
雌ネジの修正作業は、前作業者の失敗によることも割合としては高い方で、イライラを少しでも和らげるためには必須のアイテムといえよう。
楽天市場のタップホルダー
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連続したホイールナットの締緩作業に適していると勘違いしたパスファインダーは,その形状からして「締付け専用品」と断言できる。
同社カタログには,自動組み立てラインに適している旨の記述はあるが,緩め使用禁止は謳われていない。
インパクトレンチを使用した場合,たった一度の緩めで無視できない角部の潰れが認められ,これでは使用可能と言えるはずがない。
早急にカタログ内容の訂正を願う。
私の目的は,スタッドレスタイヤ交換作業の迅速化(省力化)である。
さらにカタログを眺めると,同じコーケンからサーフェイスドライブなる面接触のソケットがあることに興味が湧いた。
スナップオン(Snap-on)のカタログにもパワーソケットに同様の製品があるが,この形状はスナップオンのパテントなのか?
コーケンのカタログには「徹底した面接触」との説明。
実際にホイールナットにあてがうと,フランクドライブなど比較にならないぐらいの「遊び」があり,多少不安になりながらも試験使用してみた。
ナットの接触痕はまさしく面状で,角部から離れたところに大きく残る。
確かに圧力は分散されているのだろうが,フランクドライブの線状接触痕と比較しても,これをソフトタッチと呼ぶには少々無理があるというものだ。
大きな「遊び」にインパクトの打撃が加わるのだから,手締めでもない限り対象にはやさしさなどないと思ったほうが無難である。
一方,ナットへの勘合の容易さという点においては,ほぼ及第点である。
パスファインダーほどではないが,インパクトレンチを低速で空転させた状態で難なく挿入できる。
今後,各種ホイールナットの適合を検証していこうと思う。
《次回は電動インパクトレンチについて》
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お客様が直接ご来店,作業終了までお待ちいただくという形態のため,例え他の仕事があったとしても中断を余儀なくされる。
スタッドレスタイヤ交換は,とにかく効率を上げたい作業の一つである。
このソケットなら,作業効率が少し良くなるのではと考えて購入したのが,コーケン(Ko-ken)のパスファインダーソケット…
しかしながら,ついうっかり重大なことを見落としていたのであった。
このソケットの六角開口部は,ご覧の通りの特殊形状。
自動締付けライン用途として開発されたもので,ソケットを回転させながらでも対象に滑り込ませることができるというもの。
ホイールナットなどは連続した締付け作業であるから,このソケットが適当ではないかと安易に判断したのが甘かった。
すなわち,このパスファインダーソケットは,あくまでも「締付け専用」。
では緩めるときはというと,面取りが深くなった部分に力が加わり,対象の捕らえ方が自ずと甘くなる。
しかも,いまどき珍しい線接触を採用した六角形状で,よりその攻撃性が高まり,角部の潰れが痛々しい。
締付けに関しては,やはりそこは専用品だけあって,潰れるような接触痕は残らないものの,線接触であることには変わりがなく,角部近くを打撃している痕跡から,その対象に対して,一度限りの締め付けしか使用できない印象を持った。
以上,廃車車両のホイールナットで,電動インパクトレンチを用いて試験した結果である。
《次回につづく》
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